もっと実りのある話とは…?

 五十嵐です。昨日、人に会いました。この書き方だと僕が檻から出られない者みたいですけど、存外間違えじゃないし、誤解こそ与えるものの腑に落ちるの表現なので特に訂正はしない。

 彼とは五時間程度お話をしました。よく彼とは人類がとうに語り尽くしたような話をする。昨日もそんなもんで、実りのある話をした気にはならない。そもそも実りのある話などあるのだろうか? 「今日は暑いですね」と口走った瞬間に実りのある話をする気がないと言うようなものであり、膨らみのない話になるだろう。

 結論から言えば、僕は実りのない話が大嫌いだ。でも、無言が続くと、口走っちゃうし、それに頼る。

 昨日彼は「今歯車が上手く回っている」と言った。実に実りのない、月並みな例えだ。確かに人生は週、月、年のスパンで見ると波があるだろう。為替と一緒だ。でも、それを確信したらしく、僕に論拠を説明してきた。

 これ実りなくねぇか? そう思ったけど、やっぱり聞き入るし、それに頼る。

 ただし俺は実りのない話が大嫌いだ。